こんにちは!
オーストラリアで働いている人は政府が定めた税率に従って税金を払う必要があります。
基本的には給料の15%の税金が引かれますが、毎年7月〜10月タックスリターンすることによって払いすぎた分は返金されます。また足らなかった場合は追加で支払わなければなりません。
今回はオーストラリアワーホリビザの税率とタックスリターンについて詳しく解説します。
オーストラリアの所得税率について
ワーキングホリデービザの税率(NDA国)
オーストラリアでは21年11月に裁判所の判決によって日本を含むワーキングホリデーメーカーの税率が改定されました。
以下の条件をすべて満たしている場合、オーストラリア居住者と同じ基準で課税される場合があります。
詳しくはこちらをご確認ください。
- Working Holiday(サブクラス 417) またはWork and Holiday(サブクラス 462) ビザ
- 所得年度の全て、または一部の税務目的でオーストラリアに居住している人
- 日本を含むNDA国のいずれか(日本・チリ・フィンランド・ドイツ・イスラエル・ノルウェー・トルコ・イギリス)
課税所得 | 所得に対する税率 |
$0 – 18,200 | 0% |
$18,201 – 45,000 | $18,200を超えた部分に19% |
$45,001 – 120,000 | $5,092+$45,000を超えた部分に 32.5% |
$120,001 – 180,000 | $29,467+$120,000を超えた部分に 37% |
$180,001以上 | $51,667+$180,000を超えた部分に 45% |
※上記の料金には2% のメディケア税は含まれていません。
オーストラリア居住者と同じ基準で課税される場合、$18,200以下の支払った税金分はタックスリターンで返ってきます。
一般的なワーキングホリデービザの税率
課税所得 | 所得に対する税率 |
$0 – 45,000 | 15% |
$45,001 – 120,000 | $6,750+$45,000を超えた部分に 32.5% |
$120,001 – 180,000 | $31,125+$120,000を超えた部分に 37% |
$180,001以上 | $53,325+$180,000を超えた部分に 45% |
学生ビザ(6ヶ月以上の長期)の税率
課税所得 | 所得に対する税率 |
$0 – 18,200 | 0% |
$18,201 – 45,000 | $18,200を超えた部分に19% |
$45,001 – 120,000 | $5,092+$45,000を超えた部分に 32.5% |
$120,001 – 180,000 | $29,467+$120,000を超えた部分に 37% |
$180,001以上 | $51,667+$180,000を超えた部分に 45% |
6ヶ月以上の長期コースの場合は居住者扱いになるのでオーストラリア市民と同じこちらの税率になります。
ほとんどの方がこれに当てはまると思いますが、もし6ヶ月未満の短期コースの場合は非居住者扱いとなり、$87,000までは32.5%の税金がかかります!!
オーストラリアのタックスリターンについて
タックスリターンとは7月1日〜6月30日までの1年間の収入を申告することで日本でいう確定申告のことです。
オーストラリア市民だけではなく、ワーキングホリデービザや学生ビザでオーストラリアに滞在中1ドル以上の収入がある全ての人に申告が義務付けられています。
2024年度の申請の場合、2023年7月1日〜2024年6月30日の間に得た収入を、2024年7月1日〜10月31日までの間に申告する必要があります。
【2024年】オーストラリアのタックスリターンを自分でする方法を画像付きで詳しく解説します 【オーストラリア】タックスリターンに必須!myGovアカウントの作成方法タックスリターンの申告漏れや遅れがあった場合罰金を支払わなければいけない場合もあるので注意してください。
時間に余裕を持って早めに申告するように準備しておきましょう!
またこの際にメディケア税を免除する方法があるので詳しくはこちらの記事にまとめています。
【2024年最新】オーストラリア メディケア税免除証明書の取得方法まとめ
いかがでしたか?
オーストラリアで収入がある全ての方はタックスリターンをする義務があるので、期限に遅れないようしっかり準備して早めにすることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。