こんにちは!
女性にとってはとても大事な子宮頸がん検査。定期的に検査を受けている方も多いと思います。
しかし中には恥ずかしさであったり、気が進まないなどの理由で検査を先延ばしにしている方もちらほら聞きます。
今回は世界で初!オーストラリアで子宮頸がんのセルフ検査が可能になったので、その内容を詳しくご紹介したいと思います。
現在オーストラリアに滞在中で子宮頸がん検査を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは子宮頸部にできるがんのことです。ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で発生することで、主に性交渉によって感染します。
腟に近い側にできた場合には、婦人科での観察や検査がしやすいため発見されやすいですが、より奥の部分にできると発見が難しいこともあります。
早期に発見すれば比較的治療しやすいのですが、進行すると治療が難しいことから早期発見がとても重要です。
そのために定期的な検査が推奨されています。
子宮頸がん検診について
子宮頸がん検査のことを英語では Cervical Screening または Pap smear といいます。
オーストラリアで以前まで行われていたPap smearは 2年ごとの検査が推奨されていましたが、2017年にCervical screeningに変わってから検査の精密度が上がりもし何も異常がなければ次の検診は 5年後でいいそうです。
対象者は25〜74歳までの女性で、性的接触(同性を含む)をしたことがある方です。
オーストラリアではなるべく多くの方に定期検査を受けてもらいたいと思い、なかなか自分から進んで行けない方のために病院でセルフ検査キットの提供を2022年7月から始めました。
セルフ検査を選ぶ理由
子宮頸がんは医師による検査、またはセルフ検査のどちらかを選択することが可能です。
セルフ検査を選ぶ方の理由として、過去に不快な経験をした・性的暴行を受けたことがある・LGBTであるなどさまざまです。
プライバシーの問題などで検査をためらっていた人たちにとっては、セルフ検査の開始は朗報だとしてます。
セルフ検査を受ける方法
予約方法
オーストラリアでセルフ検査を受けるにはまずGPで予約を取ります。GoogleマップでGPと検索すると出てきます。
セルフ検査は必ず医療関係者の指示と監督が必要ですので、現時点では自宅などへの郵送は行っていません。
検査当日
予約当日クリニックへ行き、そこで検査キットをもらいます。
サンプル採取方法の説明を受けたら、カーテンの後ろやバスルームなどサンプルを採取するためのプライベートなスペースが与えられます。必要な場合はサポートや手助けをしてもらうことも可能。
あとは結果を待つだけです!
まとめ
いかがでしたか?
自己採取での宮頸部スクリーニング検査は、検鏡検査中に子宮頸部から臨床医が採取したサンプルと同じくらい正確に HPV を検出できることが証明されています。
さまざまな理由で子宮頸がん検査をためらっている方がいましたら、ぜひこのセルフ検査方法も視野に入れて検討してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。